寺と廟の美学

府城の廟は中国の廟より狭いですが神様を尊敬する態度は同じです。なので狭い廟は素朴な府城の寺と廟は多く、登録されている数は約340箇所もあります。中でも有名な官廟(官吏を祀る廟で一般人は参拝することができない) や一般的な廟などには共通点があります。例えば、門に書いてある濃絵、龍が刻まれた石柱、木彫の神像などはその時代の美学があり一見の価値があります。

神に対する尊敬から狭い廟でも素朴な飾りではなく華やかな飾りになりました。棟木は半円形で、中には石彫、木彫、濃絵などの工芸で神への尊敬すを表現します。

 

寺と廟の美しさを鑑賞するポイント

 

壁鎖(ビー ソォ)

台南で百年以上の部屋や廟などの妻側(側面)にはS形の鉄材を使ったものがあり、壁と梁を強く固定するのが目的です。このような使い方はヨーロッパの古い町ではよく見かけます。ですからオランダ時代から残された建築文化だと言われています。

寺と廟の美学

本圖引用自http://blog.xuite.net/truman_wang19650/twblog

 

剪黏(ジィェン ニィェン)

「剪黏」とはカラフルな焼き物や玻璃などで棟木を飾ります。それには彫刻や象嵌などの技術も含まれます。これは台湾の廟の独特なところです。素朴な三山国王廟や華やかな興濟宮などいろいろな飾り方があります。剪黏は飾りだけではなく、その内容は道教、仏教を象徴するもの、またたくさんの物語を表現するものです。

寺と廟の美学

寺と廟の美学

寺と廟の美学

 

人物承重(レン ウー チォン ヂョン)

三川門(廟の真中の入口)の庇や本殿の梁の下にはいろいろな人物が飾られています。これは「憨番扛廟角」と呼ばれ、地位が下の人たちが廟を担うという意味です。廟を建てる師匠の心は中国の文化が最高だという優越感がみなぎっていて、廟の庇や本殿の梁の下に白人、黒人とインド人などを書きました。興濟宮、大天后宮、天壇などの廟でこのような絵が見られます。

寺と廟の美学寺と廟の美学

本圖引用自http://chianweilee.blogspot.tw/2010/10/blog-post_10.html

 

石獅(シー シー)

昔の中国には実際は獅子はいませでしたが石獅子は神からの使者として廟の前に置きました。石獅子の形は作者のイメージで作ったものです。中国北部の石獅子は真面目な顔に見えますが、台南の石獅子は可愛く見えます。また「男は左、女は右」という習わしがあり、ボールで遊んでるオス石獅子は左側に置き、幼い石獅子を抱っこしているメス石獅子は右側に置きます。

メス石獅子の口が開いているか開いていないかと石の材質により作った年代を判断することができます。西太后が政治に干渉することを皮肉って清時代の後半に作ったメス石獅子は口が開いていませんでした。

寺と廟の美学

寺と廟の美学

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石鼓(シー グー)

三川門(廟の真中の入り口)の両脇に置いてある石鼓でこれはまた抱鼓石(バオグーシー)とも呼ばれます。太鼓型のものは周囲の重い枠を支える作用があり、その枠を高くすることにより、湿気や腐食を避けることができます。

寺と廟の美学

寺と廟の美学

 

門神彩繪(メン シェン ツァィ フゥイ)

門神(もんしん-門番の役目をする神)の絵は教会の中にある濃絵のようなもので見る価値があります。廟により門神の様子は違います。仏教の門神はSkanda、samghārāmaと四大天王(Caturmahārājakayikas)で、道教の門神は秦叔寶と尉遲恭です。また城隍廟や五妃廟などの特別な廟には七爺八爺(しちじいはちじい-地獄の神、城皇公に仕え警察の様な役回りの八家将に所属していて背が高く舌を出している方が七爺。背が低く肌が黒い方が八爺)、宮女、宦官は門神として門番の役目をしています。

寺と廟の美学

寺と廟の美学

 

壁堵(ビー ドゥ)

中国の建築の位置は建築の本体をメインとして、左側には青龍(せいりゅう)を飾り、右側には白虎(びゃっこ)が飾られています。また左側の龍の口は入口で、右側の虎の口は出口という原則で作らています。三川殿(廟の真中の入り口)の両側にある壁堵(石彫の壁)もこのような濃絵や彫刻などが飾られています。また石鼓の両側には麒麟(きりん-中国神話に現れる伝説上の霊獣)が飾られ永遠の平和を象徴します。

寺と廟の美学

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石碑牌匾 (シー ベイ パイ ビィェン)

石碑と扁額は廟の歴史について理解するうえで大切なものです。廟について大切な事件や改建などのことが石碑に載せられ、また偉い官吏からもらった扁額も大切でした。石碑と扁額に書いてある文字により当時の社会状況や廟の地位がわかります。

寺と廟の美学

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寺と廟の美学

 

神像文物(シェン シィァン ウェン ウー)

中国人には「除舊佈新」という観念があります。これは古くなったものを取り除き新しいことを始めるという意味です。なので歴史の文物はよく見落とされがちでしたが、これらの文物は当時流行して物などの様子がわかります。古い仏像、古い線香を焚く香炉、古い釣鐘などの文物をぜひ細かく観察してみてください。

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